商人の一生

近江商人
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男性

0歳

誕生

6歳から7歳

寺子屋へ入門

10歳頃

商家へ奉公にあがる

丁稚(でっち)

  • 主人のお供。子守。掃除。走り使い。
  • 読み・書き・そろばんの練習。
  • 行儀の見習い。
    ※無給(盆・暮に小遣い銭とお仕着せが支給)

初登り(奉公して5年目)

  • 親元へ初めての帰省
  • “登り”のときには退職の形をとる
    再勤を許された者だけが店に戻る

16歳から17歳

手代(てだい-元服後に昇進)

番頭の指図で出納・記帳・売買など商いの本筋に携わる
※給金が定まる

中登り

初登りから2,3年後

隔年登り

中登り後に2,3回

30歳頃

番頭に昇進番頭

  • 店の経営、家事の切り盛り。
  • 奉公人の指導・監督。
    ※給金以外に報奨金も支給

毎年登り

  • 毎年帰省することが許される

35歳頃

別家(べっけ)を許される

本家から家名と財産を分与されて独立
(別家後も本家との主従関係は続く。妻を娶り、所帯を持つ)

隠居

社会活動

  • 公共事業への投資や慈善事業

文化活動

  • 寺子屋に再学
  • 俳諧・絵画など

宗教活動

  • 神社仏閣への寄進
  • 笈を背負っての霊場めぐり
    (先祖の供養と店の発展を祈願)

家訓・店則を定める

家訓・店則を定める

女性

0歳

商家の娘として誕生

6歳から7歳

寺子屋へ入門

10歳頃

  • 汐踏み-豪商の本家への女中奉公

上女中(かみじょちゅう)

  • 主人夫婦の身のまわりの世話。
  • 主人の子供の養育。
  • 行儀見習い。
  • 商家の妻になるための実地教育。

16歳から17歳

結婚

30歳頃

近江商人の妻として

  • 本家の留守居役。
  • 丁稚志願者の採用評価。
  • 行儀見習いの指導
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